【複数の財布】FIRE・セミリタイアして人生を楽しみましょう!

2019年セミリタイア。FIRE・早期退職を目指す人たちを応援しています。問い合わせ先:ytake0412y@gmail.com

“産業用太陽光発電“にかかる税金とは?償却資産税とは何か?

はじめに

太陽光発電は稼働中の費用がどれくらいかかるのか不安ですよね?

私もそうでした。

太陽光発電の販売業者は税金については全く教えてくれません。

当たり前ですが、利回りを高く見せるために”利回り10%以上”などとメリットは説明しますが、購入者の負担部分である“償却資産税を含む税金”について話してはくれません。その不安を払拭すれば,購入してよいものか,やめるべきかの判断ができます。

そこで,実際に太陽光発電(50kw)を2基購入した私の経験をお伝えいたします。

太陽光発電の購入の意志決定に参考になると思います。

f:id:fukusunosaifu:20180602064402p:plain

 

【記事の内容】

|税金について

太陽光発電を購入すると下記の税金がかかります。

①所得税

②住民税

③償却資産税

④固定資産税

⑤個人事業税

⑥消費税

 産業用太陽光発電の低圧1基であれば①~③だけです。

①の所得税は、売電の利益(売電収入‐減価償却費‐その他経費)が20万円以上であればかかります。産業用太陽光発電であれば当然取られる税金です。

②の住民税は課税対象所得の10%です。所得が20万円であれば2万円となります。

③の償却資産税は、あとの項で事例を説明しますが、2000万円の太陽光発電であればざっくりと20万円です。毎年税金負担は少なくなります。

④の固定資産税は土地を賃貸の場合は負担がありません。土地のレンタル料金を毎年支払うことになります。

⑤の個人事業税は「個人事業者」で、年間の所得が290万円を超えた場合に発生します。課税所得が290万円とはかなりの規模のため、50kwほどの太陽光発電1基では関係ありません。

⑥の消費税は前々年の売上が1000万円の場合が対象ですので、こちらも関係ないと思います。

①所得税を除き、上記は全て“経費”扱いになりますので、売電収入から差し引く事が可能です。

給与の税金と考え方が違うところです。

また、「減価償却費」も“経費”として使えます。

「減価償却費」とは、簡単には1700万円の太陽光発電を購入した場合、17年間、毎年100万円を経費として計上できる仕組みです。1700万円の太陽光発電は170万円くらいの売電収入ですので、そこから少なくとも100万円を引ける事になります。

「減価償却費」について、ロバート・キヨサキ氏は”金持ち父さん 貧乏父さん”の中で、不動産を持つことは、実際には使っていない費用を経費として扱えキャッシュフロー(CF)を強化できると説明しています。その通りだと実感しています。

 

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 

|毎年必要な費用

・管理費用(保守点検,緊急駆けつけ,清掃など)

・保険(台風,風災,火災,盗難,売電保証,地震は通常別料金)

・上記①~④の税金も毎年かかります

“管理費用”は販売業者で違いますが、私の所有する2基は15万円と22万円です。

それぞれの会社でサービスが違うため、20万円前後で見積もっていれば良いと思います。“保険”は“管理費用”に含まれることが多いです。

私の2基の太陽光発電は“保険込の管理費用”の金額となっています。

地震保険については、通常は別途10万円くらいかかりますので、心配であれば加入すべきです。 

 

投資家がこぞって無料登録→土地付き太陽光発電投資物件検索サイト【タイナビ発電所】

 

|償却資産税とは

「償却資産税」という言葉は、太陽光発電を購入するまで知りませんでした。

住宅では固定資産税と言われますが、太陽光発電では土地以外の”パネル”や”パワコン”などにかかる税金を「償却資産税」と言います。土地を購入した場合別途、「固定資産税」が発生します。

 

<事例:5,000万円で産業用太陽光発電を購入(土地は賃貸)>

太陽光発電の耐用年数は17年(減価率0.127)

1年目にかかる税金:   

評価額=50,000,000円×(1−0.064)

=46,800,000円

税金=46,800,000円×2/3×1.4%

=436,800円 

2年目にかかる税金:   

評価額=46,800,000円×(1-0.127)

=40,856,400円

税金=40,856,400円×2/3×1.4%

=381,326円 

3年目にかかる税金:   

評価額=40,856,400円×(1-0.127)

=35,667,637円

税金=35,667,637円×2/3×1.4%

=332,898円 

ざっくりとした「償却消費税」の初年度の費用イメージは、

5,000万円の物件で45万円

2,000万円の物件で20万円

です。価値の低下に伴い、「償却資産税」は年々安くなります。

 

上記の計算式を使って、私も実際の「償却資産税」17年分を見積もり、毎年の実質キャッシュフロー(CF)をシミュレーションしています。 

具体的には、エクセルで事前に販売会社が作成した”発電量シミュレーション”、上記の”1年間に必要な税金”を使いCFを見積もり、対象の太陽光発電の購入決定に活用しています。物件ごとに購入費用や税金等が違いますので、自分で上記の費用をエクセルで入力作成される事をお勧めします。

 

太陽光発電のメリット・デメリットを知る方法はセミナーに参加する事です。

私も数回参加しているセミナーに力を入れている太陽光販売会社のセミナーを1つ紹介します。しつこい営業はありませんでした。

 人生100年時代、老後に自由を。「ひなた発電所」投資、はじめませんか?

  

|さいごに

・毎年支払う税金を事前に把握しておくこと

・「減価償却費」が経費扱いとなるため、所得は大幅に軽減される

 

励みにしています


太陽光発電ランキング