はじめに
最後に“お日様”を見たのはいつだっただろう?
2019年は7月に入って、エアコンを一度もつけていません。
というか、6月の夏至の頃から、朝日を見た記憶がありません。
今年は過去最低を更新し、北日本と東日本の太平洋側では、雨や曇りなど、どんよりとした天気の日が続いています。
日照時間ですが、7月14日までの10日間の合計は、「東京都心が2.8時間で平年の7%」、「さいたま市が2時間で平年の5%」で、ほとんどお日様は顔を出していません。
また東京では、日照時間が3時間未満の日が、14日までで18日連続となり、観測史上最長となってしまいました。“50年に1度”の異常気象です。
梅雨明けが、本当に待ち遠しいですね。
【もくじ】
“50年に1度”異常気象
毎年のように“50年に1度”の異常気象が発表されているように思いませんか?
2017年の九州豪雨に続いて、2018年は西日本で集中豪雨、今年は日照時間不足など、「50年に1度」の異常気象が発表されています。
“異常”が“日常”になってしまいました。
<日照不足(今年)>
冒頭で紹介したように、東京都心は7月14日まで18日連続で「日照時間3時間未満」となっています。16日以降も1週間は雨模様です。
農業被害が出た1988年を既に超え、1961年の統計開始以来の最長記録を更新しています。
太陽光発電への影響も大きすぎますが、農作物への甚大な影響が懸念されます。
<集中豪雨(2018年>
前線や台風の影響により、「西日本」を中心に全国的に広い範囲で記録的な大雨でした。
6月28日から7月8日までの総降水量が四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリを超えるところがあるなど、7月の月降水量平年値の2~4倍となる大雨でした。
あわせて、台風の上陸と接近は通年の2倍以上でした。
2017年には九州北部でも同様に集中豪雨に見舞われました。
最近では、毎年“50年に1度”に異常気象が発生しています。
原因の1つは、我々の環境破壊や自然摂理への冒涜(ぼうとく)かもしれません。
大自然からの“警告”ではないでしょうか。
7月、15日間の売電
異常気象は1人の努力では変えられません。
コンビニやスーパーでレジ袋をもらわないなど、できる事から始めています。
太陽光発電の発電量ですが、まだ半月あるとは言え、異常気象の影響で残念な事になっています。
未だに梅雨があけない宮崎では前年比66%です。
日照時間が未曽有の最低レベルである関東(千葉)では50%ほどです。
6月の発電量にさせ届かない事になりそうです。
今朝の報道では、7月24日ごろに梅雨明けの可能性があるとの事。
(2日前まで20日ごろの予定でした)
24日ごろからお日様を拝むことができたら、7月は前年比70~80%まで回復するかもしれません。
個人の努力の範疇ではないので、天候の回復を祈るだけです。
太陽光発電の機会損失は確かに大きいです。
が、一時的な問題。
それよりも、農家の方々が手間かけて育てた農作物が無事育つのか心配ですね。
こちらは死活問題です。
やはり不動産?
昨年、今年と“50年に1度”の異常気象の影響を受け、夏場に太陽光発電は思うように発電ができていません。
天候に収益を左右される事を避けたい方は、「不動産」事業を選択すべきかもしれません。
不動産は“梅雨寒”とか“50年に1度”の異常気象は関係なく収益が期待できます。
ただし、太陽光発電との大きな違いは、家賃収入から税金や融資支払いなどを支払い、手元に残るキャッシュが少ない事です。
ざっくりとですが、太陽光発電は不動産の1.3倍ほどの現金が残ります。
キャピタルゲイン(売買による利益)を出口戦略で考えている方は、「不動産」事業を本気で考えていくべきでしょう。
<参照記事>所有する太陽光発電と不動産とを比較してみました。
住宅ローンが多く残っていて、「不動産投資用の自己資金」が少ない方はローンの借り換えを検討されてもよいでしょう。
さいごに
未曽有の“日照時間”不足や“50年に1度”の異常気象が普通の事になってきました。
異常気象が環境問題だとすれば、
我々にできる事の1つは、CO2を排出しない安全な電源である再生可能エネルギーへの寄与です。
微力ですが、異常気象が少なくなるような取り組みに協力したいと考えます。
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