はじめに
投資用の「低圧太陽光発電」を購入したら、確定申告が必要となります。
太陽光発電は、事業としてはとてもシンプルです。
毎月の売電収入
毎月の機器用の電気代
これだけ。
仕入れや原材料費といったものは全く発生しませんから。
ここでは太陽光発電の「仕訳帳」と「勘定項目」について紹介します。
最低限の知識だけで十分にまとめられると思います。
【内容】
「仕訳帳」「総勘定元帳」の作り方
65万円の控除を受けるには複式簿記(仕訳帳と総勘定元帳)の2つを作成が必要です。
(太陽光発電1基の場合、青色申告でなく白色申告の可能性があります)
仕訳帳:全ての取引を日付順に仕訳したデータベース
総勘定元帳:仕訳帳から勘定科目毎にまとめたもの
“総勘定元帳”をまとめたものが“仕訳帳”になるイメージで作成すれば良いようです。
全てはエクセルで作成できます。
この総勘定元帳を完成しておけば、確定申告の入力は非常に簡単になります。
仕訳帳
“仕分け帳”はこんな感じのものです。
これを参考に、実際に私が作成している仕訳帳はこれです👇
ここでは太陽光発電所を業務委託している、管理会社への管理費の支払いを示しています。
借方の科目には、下記で紹介する管理費や会議費など”勘定科目”全てをプルダウンで選択できるように作成しています。
冒頭に話したように、太陽光発電はとてもシンプルな事業。
発電して毎月「売電収入」を得て、発電機器を動かすための「電気代」を支払うだけ。
収入(売り上げ)は電力会社から振り込まれる売電収入だけですので
収入の回数は年に12回だけとなります。
総勘定元帳
太陽光発電事業で必要な勘定科目は、通信費や車両費や租税公課などです。
「仕訳帳」の内容をそれぞれの勘定科目ごとに「総勘定元帳」に転記すれば、確定申告を作成するための事前準備は完了。
私がエクセルで作成した”総勘定元帳”はこれです。
各勘定科目ごとにシートを作りますが、ここでは勘定科目「管理費」を紹介しています。
エクセルで勘定科目ごとに仕分けはしますが、確定申告を作成する段階では最終的に勘定科目は数種類だけになります。
総勘定元帳について 最終的にこのようにまとめています。
総勘定元帳では全ての勘定科目について1つずつまとめますが、確定申告の際は全てを記入する事はできません。
多くの勘定科目は“その他経費”としてまとめて記載する事になります。
この部分です☟
これは青色申告決算書です。
黄色マーカーは経費の記載場所になりますが、太陽光発電事業には関係のない科目が多いため、赤枠の部分に科目を起こし、残りは“その他経費”で合計のみの記載となります。
そのため、水道光熱費など8つの勘定科目を“その他経費”として1つにまとめています。
<参考になった情報>
“勘定科目・仕分け”はこちらが参考になりました。
総勘定元帳とは?正しく理解していますか?理解しておきたい基礎と書き方 | クラウド会計ソフト マネーフォワード
こちらではエクセルを使った、総勘定元帳の作成方法が紹介されていますので参考になります。
https://www.freee.co.jp/kb/kb-accounting/general_ledger_excel/#content1
一度作れば、同じテンプレートで毎年使えますね。
太陽光発電投資で必要な勘定科目
勘定科目については、先ほど紹介したもの以外はないかと思います。
太陽光発電事業であれば、この勘定科目をそのまま使われても支障はないです。
(アパート不動産でも同じです)
<e-Taxの準備についてはこちらで紹介しています>
投資家がこぞって無料登録→土地付き太陽光発電投資物件検索サイト【タイナビ発電所 】
おわりに
ここで紹介した仕訳帳や総勘定元帳の作り方については、パーフェクトとは言いません。
必要に応じ、地元の税務署でアドバイスを頂くなどしてください。
太陽光発電を事業として始めたからには、可能な控除はしっかり活用しましょう。
・経費化(事業に関する支払い全て)
・減価償却費(購入金額を17年かけて経費化)
・青色専従者控除の活用(配偶者への給与)
これらにより 会社員の方はさらに数十万円の所得税還付が受けられるはずです。
時間のない人、面倒な人は近所の税理士さんの力を借りましょう。
数万円で協力いただけるようです。
太陽光発電を検討されている方へ
私が購入した会社であれば紹介いたします。
はげみにしています