映画「ターミネーター」を覚えていますか?
金属製の体ですが、人工皮膚を覆う事で外見は人間と区別できないアンドロイドでしたね。
しかも
言葉は即座に学習し、車は取説をめくるだけで数分後には運転ができていました。
そのような映画の世界が現実になる日が見えてきたようです。
【きじ】
「シンギュラリティ」って?
シンギュラリティは”技術的な特異点”とも呼ばれ
AI技術の急速な発達により、AIの知能が人間の知能を超える地点の事です。
発達した人工知能は、人間の脳や臓器の仕組みや働きを全て解明することができるようになり、人間の体の一部を人工化する事も可能になると考えられています。
まさにターミネーターですね。
更に早くなるだろうと推測している学者も多くいるようです。
あなたの仕事は奪われる?
2045年と言われても、随分先の話のように思えます。
でも、今20才の人であれば40代になった頃です。
本来なら、仕事のマネージャーやコアメンバーとなり、バリバリ働いている年齢。
でもその仕事、2045年にはAIに奪われているかもしれません。
ここに「野村総合研究所」の”AIに代替される仕事”のレポートがあります。
現在のあなたの仕事、どちら側に入っていましたか?
工場のラインでの作業はすでにロボットを使った作業に置換されつつあります。
知能を備えたAIの登場で、トヨタの”カイゼン運動”ですらAI自らが実践する世の中になるのかもしれませんね。
事務や経理など間違いなくなくなるでしょう。
現在
定年後にようやく見つけられる警備員の仕事、これは確実にAIに置換されますね。
24時間、ネットワークから得られた情報を基に、いつ何台のダンプが到着するかまでAIは把握して誘導できます。
しかも到着するそのダンプは無人ですね、その頃には。
タクシーをはじめ運転業務はAIに置換されます。
もったいなく思う資格に弁護士があります。
法律や過去の判例内容にそれに基づいた的確な判断をすることはAI(人工知能)が得意分野です。
憲法など意味不明な難語を懸命に覚えて、ようやく手にできる難しい資格ですよね。
残念ながら、間違いなく弁護士の仕事の一部はAIに置換されるようです。
消える仕事・消えない仕事
オックスフォード大学も「なくなる仕事」を発表しています。
過去の情報の集積やその応用で対応できる業種は「消える仕事」の対象のようです。
一方、消えない仕事とはどんな業種でしょう。
コミュニケーションスキルや個人的レベルの技術など
知識だけではAIでも対応できない仕事は「消えない仕事」になりそうです。
AIの進歩は必要です!
シンギュラリティによって、今存在する多くの仕事はAIに奪われます。
でも
最近であればユーチューバーがわかりやすいですが、イノベーションが起きると新たな仕事や働き口が登場しています。
シンギュラリティまであと25年もありません。
それまでにはヒトでないとできない仕事が登場し、既存のデータや経験に基づく仕事はAIに置換されていく構図に思えます。
例えば、次のような仕事需要が高まるようです。
・データ調査官
・AR(拡張現実)体験クリエーター
・AIビジネス開発マネージャー
命を脅かす敵にはAIを活用!
新型コロナウイルス感染の患者数が一向に減りませんね。
ようやく複数のコロナ治療薬が緊急的に承認されました。
対応できる抗ウイルス薬は時間をかければ、分子標的薬など効果的にウイルスを抑え込む薬剤の開発は可能です。
開発のプロセスとして厚労省の承認をもらうために通常10年は必要です。
新型コロナのような一刻を争う緊急事態であれば
AIがウイルスの遺伝子配列から効果的な抗ウイルス薬を設計し、動物やヒトを使った安全性や有効性試験の代わりに、過去のデータから効果や安全性の一致率を数値化する。
そのデータをもとに厚労省は許可を与え、数日後には患者さんに供給できる。
そのような世界になってほしいと願います。
「シンギュラリティ」のSFショート
限りなくヒトに近づいたAIアンドロイドが身近にいたらこんな世界なのかもしれません。
空想してみました☟
はげみにしています