はじめに
2018年、地震の影響により北海道で大規模なブラックアウトが起きた事はみなさんご存知かと思います。
直後から風力発電の電力を供給できたのですが、事務的な許可が下りないために復旧が遅れ、市民の生活や企業や農作物等に多大な被害をもたらしました。
この教訓からようやく政府が重い腰を上げます。
【もくじ】
｜電力会社から自立
冒頭で話しましたが、北海道で全ての電力が停止したために、地震による二次被害が大規模に発生しました。
搾乳した牛乳を低温保存できないために廃棄され、関東でも北海道産の牛乳が手に入らない時期がありました。また搾乳できず、多くの乳牛が死んだそうです。
北海道電力が電力を供給できない時期でも、風力発電や太陽光発電は発電を継続できていましたが、北海道電力の送電網に電気を送る許可が取れずに、いつまでの電気が灯せない日々が続きました。
環境省は再生可能エネルギーを使って、地域で電力を発電し「電力の自給」を目指す事としました。
2019年度、政府は予算案60億円を計上して、まず100～200世帯地域規模で実験的に電力の自給を実施予定しています。それぞれの地域をつなぎ、電力を供給しあうモデルを作る予定です。
それぞれの地域は、大手電力会社の送電網から自立した送電網「自営線」を引きます。
大手電力会社とは連系線でつなぎますが、
電力が足りない場合のみ買う
出力抑制なし
となります。
5年後は民間ビジネスとして立ち上げる予定ですが、電力を融通しあう仕組みが完成してほしいです。
（2019年1月9日 朝日新聞朝刊）
｜買取価格が14円？
経済産業省は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度（FIT）で、2019年度の産業用太陽光発電の価格を1キロワット時あたり14円と発表しました。
2012年の開始時は40円でしたが、2018年の電力の買取価格（20年間は同じ価格）は18円にまで下がりました。そして2019年はついに14円となります。
理由は、一般家庭の電力費負担を減らすためですが、買取価格は将来的にはさらに半分にまで下がります。
（太陽光発電を購入した時点の買取価格は20年変わりません）
事業性がないように思えますが、発電設置の費用がこれまでに比べ格段に安くなってきているため、買取価格が14円以下でも現在と同様に利回り“10％前後”で物件は購入できますので、事業性は十分あると考えます。
また、36円や32円の権利を持つ業者は、国の指導を受けて権利販売を急いでいます。
利回り10％を軽く超える物件が出てくると考えています。
｜融資の活用について
融資依頼先として、
・日本政策金融公庫
・銀行（都市・地方）
・信販
があります。
上から金利の低い順になります。現実的には信販（ジャックやアプラス）で2%くらいで融資を引く事になるかと思います。
とは言え、フルローンはお勧めしません。
私なりの計算ですが、2000万円の物件に対し自己資金300万円は準備しないと事業として成立は難しいと考えます。
｜会社員卒業は可能？
可能です
低圧太陽光発電を2基所有すればセミリタイアは可能と考えます。
太陽光発電を2基所有すると、売電収入は400万円以上となります。
費用や税金を差し引いても320万円のキャッシュフローが期待できます。
必要な生活費は各自違いますが、毎月20万円（年間240万円）くらいで十分な方は非常に現実味があると考えます。
・太陽光発電が稼働して半年は売電収入を確かめる
・必要な保険（盗難や地震保険）や管理会社と契約する
などの条件はクリアする事は必要です。
｜収入見積もりは9割
2018年に2基を稼働しましたが、例年の2倍の台風の接近・上陸や天候不順でシミュレーション通りにはいきませんでした。
双方とも95%ぐらいとなりました。
太陽光発電2基を比較してみると、関東より九州の方が太陽光発電事業に適している事は、一般的にいわれている通りで検証できました。
購入時に販売業者が作成するシミュレーションの9割でコンサバティブに事業計画を立てれば、2018年のような未憎悪の異常気象を考慮しても、事業性は十分あります。
｜太陽光発電の魅力
この記事を読まれている方は、多くの関連情報を既にお持ちの方と思います。
・安定収入（20年間の固定価格買取制度）
・空室リスクゼロ（晴れの場合）
・インカムゲイン
“インカムゲイン”これは、不動産（一棟アパート）を所有している経験からです。
同額を投資した場合、真のキャッシュフロー（毎月手元の残るお金）は、1.5倍ほど太陽光発電が多いです。
３基目の太陽光発電購入を検討はじめました。
｜さいごに
不動産と違い、天気さえよければしっかり稼いでくれる太陽光発電は魅力的です。
できるだけの自己資金を準備し購入される事が理想です。
1億円を貯めるより、不労所得を手に入れる事が、会社員をリタイアできる近道です。
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