はじめに
日本でも2018年に入ってから、eスポーツの人気をビジネスに結びつけるために、企業の参加が増えてきています。
"PS4"や"Xbox"のゲームがスポーツ認定をうけたことで、eスポーツの人気が上昇する事が期待です。
賞金3000万円の試合が実施されたばかりでしたが、年末にはついに一億円の優勝賞金が実現しました。
アジア版オリンピックである2022年の中国でのアジア大会でeスポーツが正式な種目として認定されており、これからが非常に楽しみです。
最新の情報とeスポーツを取り巻く周辺情報を見ていきましょう。
eスポーツは近将来、ビッグな“投資対象”となりそうです。
【もくじ】
|ついに1億円
サウジアラビアの外圧を受け、3000万円の優勝賞金が達成されて半年後、
ついに1億円の優勝賞金が国内でも得られる時代になりました。
サイバーエージェントのゲーム事業子会社サイゲームスが、コンピューターゲームの腕前を競うeスポーツの世界大会を開き、優勝者に賞金100万ドル(約1億1千万円)を贈りました。
これまで国内開催のeスポーツ大会で優勝賞金は3000万円でしたので、急激に優勝賞金が高額化となってきています。
ゲームは世界的に人気のデジタルカードゲーム「シャドウバース」でした。
|なぜ高額賞金がだせるか?
「日本eスポーツ連合(JeSU)」は透明性を高める目的で、2018年初めにプロライセンス制度を始めました。
これまでのアマとは違い”プロ”の選手であれば、仕事の報酬として高額の賞金を受け取る事が可能となったようです。
|市場規模
eスポーツの競技人口は1億6000人と言われています。
優勝賞金50万円以上のeスポーツの試合は年間400回を超えてきました。
eスポーツの市場規模は2020年には5500億円になると報告されています。
英国サッカー(プレミアリーグ)なみの収入です。
でも現在、話題性はまだ小さい。
「eスポーツ産業に関する調査研究 報告書」によると、2017年の日本のeスポーツの市場規模は5億円未満です。
海外に目をやると、2016年のeスポーツ市場ですが、北米300億円、欧州293億円、アジア357億円との報告もあります。
アジアとは中国と韓国がその大半で、日本の市場の小ささはひときわ目立ちます。
|eスポーツカフェ
eスポーツユーザ―の拠点としてコミュニティーの場として、最近では“eスポーツカフェ”が秋葉原、新大久保、博多などで開店しています。
一般のインターネットカフェのPCと比べてスペックが高く、対戦者との通話もできるようです。フードメニューがないらしいので、eスポーツカフェを使う方は食べものは持ち込みなのかもしれません(eスポーツカフェのルール確認が必要です)。
主なeスポーツカフェを紹介します。
eスポーツカフェ(店名) |
アドレス(公式サイト) |
LFS(ルフス) 池袋 esports Arena |
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Red Bull Gaming Sphere Tokyo |
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ALIENWARE ARENA in アイ・カフェ AKIBA PLACE店 |
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e-sports SQUARE AKIHABARA |
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e-sports cafe 新大久保店 |
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e-SPORTS STUDIO |
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iGS ARENA in サイバック博多駅前店 |
利用料金は、新大久保では1時間200円、5時間で1000円で楽しめるようです。
最近は”120時間1万円”プランがあります。連続で120時間ではなく、連日通うことができるプランのようです。テレビで報道されたこともありますが、プランも多様になってきました。
|海外のeスポーツ事情
アメリカでは既にプロゲーマーが多く存在し、億円を超える収入を得る人もいます。
eスポーツの人口は世界で1億人を超えていますので、テニスなみのスポーツ人口です。
また大会も数万人の客が入る大会があるようです。
アジアで流行っていないかというとそうではなく、中国や韓国では大々的に大会が開催され、日本とは既に段違いに流行しています。
|eスポーツ賞金
eスポーツの賞金は海外では優勝すると10億円を超えます。
国内では2016年開催の「EVO Japan」で総額5000万円だったようですが、消費者庁から“景品表示法景品違反”との指摘を受け、その後は数十万の賞金となっています。
2018年、ついに高額なeスポーツの大会が開催されるようになってきました。
主な賞金額です。
大会名 |
賞金総額 |
優勝賞金 |
開催地 |
The International 2017 |
27億円 |
11億円 |
シアトル |
League of Legends 2016 World Championship |
5億円 |
2億円 |
ロサンゼルス |
Halo World Championship |
2億円 |
1億円 |
ハリウッド |
|まとめ
・アジア競技大会で採用され、日本ではプロライセンスが取得できる環境が整ってきて
いることから、日本で流行るのは間違いないようです。
・諸外国からの外圧によりeスポーツの賞金の高額化が目立ってきてます。
・eスポーツの競技人口は国内ではまだ少ないことから、“プロ”を目指すことも悪くはない環境にあります。
・カプコンなど一部のスポンサーが正式にeスポーツへの参集や強化をはじめている事もあり、2022年前にブレークすると予想しています。
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