セミリタイア(FIRE)して5年になる私ですが
今年、ついに60代に突入します。
同級生の友人たちと飲んで話題になるのは
健康にお金
そして60才以降の仕事についてが多くなってきました。
はっきりしている事は
誰もが5年以上の雇用延長を希望しているとの事。
私を羨ましく思ってくれるのは有難いですが
皆さんはこれからどう生きていくのか
老後の貯金の準備は万全なのか、他人事でも心配になります。
60歳代、貯蓄は結構あります!
同世代の懐事情が公開されてます。
(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」)
出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」
これによると
20%の世帯で金融資産は3000万円を超えています。
巷で目標とされている2000万円以上でみると約30%にもなります。
ホッとします。
住宅ローンや自動車、教育ローンが返済済みであれば
とても喜ばしいい数字だと思います。
40代後半に一括返済で住宅ローンを終えた時
肩の荷が下り、小躍りしたくなる高揚感を覚えたものです。
さて、このグラフをよくよく見ると
60歳代以降の人生を生き抜く事が可能な人ばかりではないです。
平均貯蓄額は1819万円ですが
5000万円以上や1億円以上の資産を有する人たちが平均額を押し上げます。
これらの影響を統計から除外した貯蓄額となると
中央値 700万円
かなり少ないですね
雇用延長は避けられそうにありません。
さらに
”金融資産非保有”の世帯も20%ありますので
相当の世帯で60才以降もお金のために働く必要がありそうです。
現在のバブル状態の株式市場で投資額の倍以上の含み益を得た人は
数億円以上の資産を形成できている一方で
株式を含めた投資をされず(投資で損する人もいますが)
低給与のため貯金するままならなかった人は
60才以降も労働する選択肢しか残っていないのが現状ですね。
「年金額」腑に落ちないのですが
令和6年の年金支給額が公開されたのですが
誰がこんなにたくさんもらえるんでしょうかね?
モデルは
平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で
40年間就業した場合
受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」
らしいです。
平均、年収528万円で40年間、年金保険料を支払った夫婦だと
毎月約30万円の年金がもらえるんですね。
ほんと?
サラリーマン時代の年収は有難い事にそこそこあり
上記の年収は優に超えてますが
年金保険料を35年しか納めていない影響なのか
65才からの予定支給額はビックリするほど少ない。
セミリタイアする際に年金の予定額も考慮していますので
これからの生活費に影響はありませんが
さきほどの支給額、納得いかない数字です。
正直5年、10年上の世代が羨ましい。
世襲制の政治家たちは自分の取り分や既得権益が優先
自分より下の年代や子供たちが年金を受け取る年になった頃
そもそも年金制度が崩壊していないのか
心配です。