60才以降も働く人の年収500万円以上!労働理由は「健康維持」「生きがい」も多いんだ!!
社会人なりたての頃
定年まじかの先輩たちは「おじいさん」「おばあさん」に見えたものです。
60才まで2年を切った今、同級生を見るととても若々しく思えます。
とくに女性はおしゃれやエステの効果もあり、より若々しく感じます。
54才でサラリーマンに区切りをつけた私ですが
当時は肉体的にきつく、あと5年間会社員をする気力は残っていませんでした。
あれから4年
座りくらみや動悸もなくなり、現在は健康的に過ごせています。
さて
同年齢の方々の多くは60才以降も会社員として働く事を決めたようですが
その懐事情を見たいと思います。
<もくじ>
60才以上の賃金
「定年後再雇用制度」もあり
60才以降も同じ会社で正社員として働き続ける事ができるようになっています。
しかし
ほとんどの企業は60才以降の賃金は半分だったり、ボーナスは支給対象外になったりするため、昨日と同じ仕事をしていても自分の労働価値が低く評価されている事に納得できないのではないかと思います。
実際に60才以降の賃金をみると☟
60才以降の給与は次の様になっています。
正社員 33.1万円
非正規 13.0万円
給与が50万円を超える人達も結構多い事は驚きです。
それでは年収はどうでしょう。
60才以降の年収
ボーナスを含めた年収を調べて見ます。
以前として、賃金には男女間格差があるため
平均(女性の平均)で示しています。
60歳:721万円(483万円)
61歳:649万円(463万円)
62歳:589万円(415万円)
63歳:571万円(389万円)
64歳:587万円(401万円)
65歳:585万円(403万円)
(出典:doda「平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】」)
60才以上でも結構稼いでいるんです。
ざっくりと平均をみると65才でも585万円、女性では400万円くらいあります。
4年前まで私が勤めていた会社では、60才以降は年収が半分以下になると先輩方々がぼやいていたんですが、調査結果の年収額には驚きます。
給与体系の環境が改善したんでしょうか。
60歳代以降も「働く理由」
貯蓄がない上に「老後2000万円問題」がクローズアップされた事もあり
老後の不安が一層増し60才以降も働く人が多いのだと思っていました。
60才の貯金額は
平均貯蓄 2427万円(中央値810万円)
(出典:金融中央広報委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2021年」)
中央値で800万円以上ですので、そこそこありますよね。
では「働く理由」は何かというと
「生活の糧を得るため」(77.0%)
「健康を維持するため」(46.2%)
「生活の質を高めるため」(33.9%)
「働くことに生きがいを感じているため」(28.8%)
「仕事を辞めてもやることがないから」(24.9%)
(出所:日本労働組合総連合会「高齢者雇用に関する調査2020」)
当然ながら老後資金の問題もあるようですが
より豊かな生活を求めたり、存在意義を求め働いている人も多くいます。
老後資金の不安を抱えない状態で60才を迎える事は一先ず目標となりますが
人生100年時代を迎え、働く事に前向きな考えの方が多くなっているみたいです。