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『富裕層』124万世帯(10年間で45万増加)『庶民制裁』コロナ禍の値上げ合戦に困窮する一般庶民

先月、初めて電気代が2万円を超えビックリしました。

電気・ガスなどエネルギー関連が値上げを繰り返している影響です。

さらに

新型コロナやロシアの侵攻による穀物などの原材料の高騰が騒がれています。

国内の6割以上の食品飲料メーカーが8300品について、今年の値上げを実施予定しています(一部実施済み)。

生活費の上昇に見合った給料ならよいのですが。

<もくじ>

「給料」30年以上も同じ!

国民の財布の中身を見ると平均給与は430万円ほど。

驚く事に1990年後半から30年以上、年収は増えていません。

収入が増えない中で、今回の物価上昇はロシア制裁ならぬ庶民制裁になっています。

給料はこんなカーブ☟

40代50代といえば

子どもの教育費や自宅購入などでお金が最も必要となる世代。

日本では正社員でさせ、40過ぎで給料の伸びは終わりです。

社畜さん時代、まさしくこのカーブ通りでした。

昇給はわずかなのに税金や社会保障費は上昇、毎年貧乏になっていく実感がありました。

 

ビックマック指数」

日本がどれくらい貧しいかはビックマック指数」で良く変わります。

最低賃金のあたりの労働者が多いほど

つまり年収が低い国ほどビッグマックの価格が低くなります。

それがこれ☟

ビックマック指数」はアメリカの4割しかありません。

しかも日本は、中国や韓国やタイよりもビックマックは安く買えます。

給料が上がらないビックマックを値上げできない

だから給料があげられない

まさしく負のスパイラル。

海外からの旅行者には日本は魅力的でしょう。

治安は良し、食事は品質も高くビックリするほど安い。

日本人は海外旅行するお金はなく、旅行者のためにあくせく働き、その横で指をくわえて見ているしかない。

ほとんどの日本人が、今そのような状態になっています。

 

日本の年収が世界に比べそんなに安いのか、疑問に思われるも知れません。

OECDが発表した世界の年収ランキングがこれ☟

(出典:OECD;2020年各国年収ランキング)

50代の私にとっては驚愕の事実。

それは韓国よりも日本の年収が低い事。

日本人は自分は中流だと思いがちですが、もう日本は韓国よりも貧しい国になってしまっています。

自覚できた人は、どうすべきかを自ずと考え始めます。

 

国民全員が貧しくなったのかというとそうではないです。

 

 

「富裕層」124万世帯も存在?

会社員の平均年収が約430万円である一方

1億円以上の資産を持つ「富裕層」は増加の一途です。

野村総研の最新調査は2019年。

「富裕層」は2009年からの10年間で45万世帯も増えています☟

さらに

2020年からのコロナバブルでは、株価上昇の恩恵を享受した普通のサラリーマンが数年で「富裕層」になった事例も報道されています。

2020年以降「富裕層」はさらに増加している事は火を見るよりも明らか。

 

「お金持ち」「貧乏庶民」

もてる者ともたざる者

その二極化のスピードが加速化しているように感じます。

IT関連のエンジニアの求人が10倍を超えたようです。

海外に比べてIT人材の賃金の安さは顕著。

日本の頭脳はお金で海外にひく抜かれてゆきます。

いかにお金に対する臭覚が鋭いかで若者の将来は大きく違っていきます。

それでよいか悪いのかの次元ではなく

中間はなく「お金持ち」か「貧乏庶民」のいずれかに向かっていきます。

 

 

 


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