はじめに
良く知られている富裕層
資産を1億円以上持っている人たちですよね。
一方
金融資産が5,000万（1億円未満）持つ人たちは“準富裕層”と呼ばれています。
野村総合研究所の発表（2020年、下記）では
準富裕層の全世帯数は342万世帯もいるようです。
私たちの近所でも
50軒に1軒は準富裕層以上のお金持ちがいる事になります。
資産1億円以上を保有する"富裕層"に到達するのは難しいそう。
会社勤めでも、頑張れば”準富裕層”は狙えそうですですね。
夢を壊すようですが・・・
現実を話すとその”準富裕層”でも老後はたんするケースはあります。
どうしたらリスクを軽減できるかお話ししたいと思います。
【もくじ】
「準富裕層」になる人
誰でも地道に倹約した生活を送れば、定年までに”準富裕層”になれるかというと
残念ながら現実的にはありえません。
ざっくりとですが、年収の平均は400万円です。
40年間勤めても年収の総額は1億6,000万円ほど。
この1億6000万円は全収入です。
この中からまずは税金や各種保険料、住宅ローンの支払い。
その残ったお金が生活費や教育費となって消えていきますので、給料だけで準富裕層になることは至難の業です。
知り合いに給料の5割～6割を貯蓄に回し、30代半ばで2000万円も作った人がいます。
手元に現金があれば残らず使ってしまっていた私でしたが
4割ほどを定額貯金にした事で、その後の人生を大きく変えるきっかけになりました。
ゼロ金利とは言え、この方法であれば定年までに数千万円の貯金は作れるかもしれません。
「準富裕層」になれるか？
貯金だけでは”準富裕層”になる事は難しそうです。
貯金（定額預金）に退職金を合わせると”準富裕層”に到達できるかもしれません。
平均退職金は約2300万円です。
（内閣官房の「退職手当の支給状況（2016年度）」）
定年までに残り2700万円を計画的に貯金ができれば、資産は5000万円
夢に見た”準富裕層”になれます。
「5000万円」では足りない！
コツコツ貯金と退職金でようやく5000万円を蓄え”準富裕層”になれたとします。
すごい！
それだけでも、人生の成功者で凄い事には違いありません。
でも破綻の可能があります。
一般的な家庭の生活費は毎月20万円以上が必要と言われています。
ざっくりと年間300万円を生活費とした”準富裕層”の生涯についてシミュレーションしてみます。
条件：好条件で設定です
60才定年・年金200万円・持ち家有り・子供は独立
加えて、旅行・通院・自宅リフォーム・衣服や車購入予定なし
早速、シミュレーションをじっくり見て下さい☟
人生は100年時代。
「必要貯金」は4500万円となり、”500万円”しか残りません。
固定資産税、学費、リフォーム、治療費、親の介護、車の買換え等は考慮していません。
”準富裕層”でも老後破綻する可能性は容易に想像できますね。
”ジョブ型人事”で解決させる？？
特に50才以上の給料を抑えるため、欧米に見倣い日本も”ジョブ型”人事を始めています。
賃金を低くする事が狙いですが、そのために大手企業では「早期退職」を募り、退職金に加え割増退職金を支給するようになっています。
これを活用すればあなたも会社もウィンウィンになれるかもしれません。
パナソニックでは4000万円、ホンダでは割増を含めた退職金総額が1億円になった人もいたと報道さています。
リストラとは言え、世の中の波にうまく乗れた人も大勢いたようです。
通常の早期退職の割増退職金は基本給の12ヶ月～36か月くらい。
私の場合は
リストラではなく就労規則上の”早期退職制度”でしたが、54才時に60才定年と同程度の退職金になる制度でした。
私はこれを活用して、54才で早期退職を実現しています。
55才で「FIRE」できる！
55才での早期退職でお金の問題を考えてみます。
先ほどのシミュレーションに加え
55才から60才までの生活費が更に1500万円（300万円×5年間）が必要となります。
割増退職金が1500万円あるなら、55才で早期退職しても先ほどのシミュレーションが成立します。
だけど・・・
残金が500万円では心配ですよね。
年金は今年も減額されたように、推定した200万円より少なくなる事は容易に想像できます。
そこで私が起こした行動は再生可能エネルギー投資です。
これを拝見ください☟
先ほどのシミュレーションと比べるために、ここでは60才で投資したと想定しています。
低圧太陽光発電（2000万円）の利回りが10%だった場合の設定ですが
残金が 500万円⇒2500万円
と改善できています。
私の太陽光発電の利回りは11%で推移しています☟
積極的な投資により
55才でFIRE（セミリタイア）を実現させました。
コロナ禍ではありますが
喫茶店や図書館を活用し、ノマド的なセミリタイア生活を送っています。
夕方5時には1日を終え、夕日を見ながらお風呂上りの”至福のビール”を楽しんでいます。
時間はゆったりと流れ、月に1回はソロキャンプの旅にも出かけています。
おわりに
”準富裕層”でも、貯金だけで老後を生き抜くのは難しいとお分かりいただけたかと思います。
ポイントそれは
準富裕層が生活に不安なく早めにリタイアするためには
「不労所得」が必要だという事！
「不動産」や「株の配当」に投資し資産運用を行い
「不労所得」を得られるプロセスをリタイアするまでに構築する事です。
投資により”不労所得”を手にすれば、準富裕層でも貯金が急激に減ることなく、またこれまで通りの生活レベルを維持でき、セミリタイアも選択できます。
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