はじめに
梅雨の季節になると、どんよりした曇り空の日が続き、蛇口の元栓が壊れたようにシトシトと雨が降り続きますね。
太陽光発電は、お天道さまから注いだ太陽光を電気に変えるため、曇ったり、雨の日だと発電できません。
それでは、発電は”ゼロ”なのかというと、そんな事はありません。
結論からいうと、
「雨の日」や「曇りの日」でも太陽の光があたっていれば発電量は晴天に比べて大きく低下しますが、発電はします。
(降雪の時、パネルに雪に積もっていると発電はゼロになります)
【もくじ】
雨の日の発電量
一般には、快晴の日の発電量を100%とした場合、
・曇の日:晴天の40〜60%
・雨の日:晴天の10〜20%
くらいになると言われます。
パネルを製造するメーカーはどう説明しているのか?
調べてみましたが、ほとんど公式には発表していません。
唯一”パナソニック”が以下のように発表しています。
・曇の日:晴天の1/3 ~1/10(33~10%)
・雨の日:晴天の1/5~ 1/20(20%~5%)
「雨の日」や「曇りの日」と言え、雲の厚さなど条件は様々なため、パネル製造メーカーの方が厳しめに計算していますね。
「雨の日」の発電データ
千葉県と宮崎県に、それぞれに50kWの低圧太陽光発電を所有しています。
6月に梅雨入りした、宮崎の6月の発電データを見てみましょう。
本格的な梅雨空となっている宮崎ですが、発電データを見てわかるように、発電は”ゼロ”にはなっていませんね。
梅雨でも、雲の間から太陽が顔をのぞかせる時間が多いと、200kwh以上の発電を行えます。
では、雨の日はどうか?
6月2日は一日中雨の日です。
発電量は、、30kwh
6月3日、4日、7日は曇ったり、雨が降ったりの日です。
発電量は、、50~90kwh
となっています。
一日中雨が降った日の発電量(30kwh)の場合、太陽光発電の買取価格が36円であれば、1164円(税込)になります。
2000万円前後で販売される、50kWの低圧太陽光発電であれば、「雨の日」でも30~50kwhの発電が期待できる事がわかります。
千葉の太陽光発電も「雨の日」は50kwh程度は発電しています。
更に、再生可能エネルギーである太陽光発電の固定価格買取り制度は20年です。
電力会社は、20年間はその買取価格で発電した全電力を購入しなければなりません。
つまり、
20年間は安定した収入源になります。
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期待する売電収入
2018年の年間売電収入は、対シミュレーションの95%でした。
そこで、年間売電収入をより現実的に求める場合、
2018年を参考に(夏、台風上陸が例年の2倍以上でした)
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雨でも発電するパネル
「曇りの日」や「雨の日」に発電量は低下してしまうのが太陽光発電の宿命。
でも、天候に関わらず赤外線を利用して発電できるパネルが、現在研究されているようです。
近い将来、「雨の日」でも天気に関係なく発電する日が来そうです。
まとめ
50kwの低圧太陽光発電は、梅雨を代表する「雨の日」でも30~50kwhの発電は期待できます。
買取価格により売電収入が左右されます。
買取価格が高い物件(32円など)は、その分購入金額が高いため、購入資金と得たい売電収入を考え、購入を検討ください。
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