はじめに
ご覧のように、ソーシャルレンディングは「株式投資」や「不動産投資」に比べ、利益は同等でリスクは極めて少ない事がわかります。
ソーシャルレンディングの事業者は確認できるだけでも25社はあります。
どの会社でも良いわけではないですよね。
倒産などにより投資資金が回収できない状況をさけるため、事業者選定には注意すべきです。
事業者を比較し、“担保”のある投資先を見つける事でリスクを軽減できます。
私が検討しているソーシャルレンディング事業者とその特徴を紹介します。
【きじ】
- ソーシャルレンディングに向いた人
- ソーシャルレンディングの特徴
- そもそもソーシャルレンディングとは
- 「ソーシャルレンディング」とは「融資型クラウドファンディング」
- ソーシャルレンディングのプロセス
- ソーシャルレンディングの代表的事業者
- 担保を確認し投資する
- LTVで担保を評価
- おわりに
ソーシャルレンディングに向いた人
・株価の変動で一喜一憂したくない
・資産を増やしいけど損はしたくない
・少額で投資したい
・投資のために時間を多く使いたくない
これらに該当されるかたは、ソーシャルレンディングを検討した方がよさそうです。
株式投資をしていた頃は、ジェットコースターのような値動きに週末や年末など落ち着かない日々を過ごしたことを覚えています。
最終的に損切りし、高級車一台分の損失を出しました。
(「譲渡損失の繰り上げ控除」で損失分は何とか回収できました)
「投資信託」でみると、金融庁の発表では2018年、50%近くの人が損失を抱えているとされています。
ソーシャルレンディングの特徴
・毎日の値動きはない
・投資期間が短い(一カ月~3年が多い)
・利率が高くインカムゲイン投資ができる
・少額で投資ができる
・利益の“受取り額”と“時期”が明確である
事が特徴です。
株式投資で散々な思いをされた人は、ソーシャルレンディングに魅力を感じるのではないでしょうか。
そもそもソーシャルレンディングとは
一言で言うと、
自分が“銀行”となり、融資(金貸し)を行い、利益を上げる手段
事業のために「お金が必要な人」と「お金を貸したい人」とを、インターネットで結び付けるサービスを活用し融資(投資)を行います。
ソーシャルレンディングはクラウドファンディングの9割ほどを占めるとも言われています。
「ソーシャルレンディング」とは「融資型クラウドファンディング」
クラウドファンディングの種類は大きく5つあります。
①寄付型クラウドファンディング
②購入型クラウドファンディング
③ファンド投資型クラウドファンディング
④株式投資型クラウドファンディング
⑤融資型クラウドファンディング
クラウドファンディングは、性質上は2種類です。
・非投資型
支援者がお金以外の形でリターンを得ます
①と②が該当します。
・投資型
投資家がお金としてリターンを得ます
③~⑤が金銭的リターンを期待したクラウドファンディングです。
最後にあげた⑤融資型クラウドファンディングは、資産運用の性質を持つため“ソーシャルレンディング”といわれます。
ソーシャルレンディングのプロセス
融資型クラウドファンディングの”事業者”はWebサイトで投資家から資金を集めます。
”借り手”はその調達された資金融資を受け、融資型クラウドファンディング事業者を介し、”投資家”に決まった金利で支払います。
クラウドクレジットは利回り5.5-12.5%
ソーシャルレンディングの代表的事業者
興味のあるソーシャルレンディングの事業者を紹介します。
冒頭で話したように、これ以外にも多くあります。
<maneo>
・2008年、日本で初めてソーシャルレンディングサービスを開始したリーディングカンパニー
・募集総額は1000億円を超え、案件の貸し倒れ2件のみ(2018年末時点)
・不動産担保案件あり。
<LCレンディング>
・2015年にサービスを開始
・JASDAQ上場企業(ロジコムグループ)の100%子会社
・案件の遅延や貸し倒れは0件(2018年末時点)
・LCギャランティファンドは初心者向き、LCレンディングが元本保証
<SBIソーシャルレンディング>
・親会社はSBIグループで業界2位
・オーダーメイドファンドが人気(利回り6~7%、月数回募集)
・不動産を担保とした案件や再生可能エネルギーの案件が多い
<クラウドバンク>
・2013年サービス開始(古参)
・業界第三位の実績で、貸し倒れは0件(2018年末時点)
・平均利回りは6.79%
・第一種金融商品取引業の登録があり、事業者として安定性が高い
・国内中小企業の支援案件と再生可能エネルギー案件が多い
・1万円から投資可能で、振込手数料は無料
<クラウドクレジット>
・日本以外の事業者へ融資のみ(国内案件なし)、ほぼ外貨建て
・伊藤忠、三菱UFJ、マネックス、Lineベンチャーズなど資本参加している
・利回りは2~10%超
ソーシャルレンディングと性質は近いものに、“不動産投資型クラウドファンディング”があります。
この場合、投資先は不動産を購入する事業者となります。
不動産の売買や賃貸の家賃などにより得られた利益の一部が投資家に分配されます。
担保を確認し投資する
担保とはなにか?
借り手が返済できなくなった場合に備えて、事前に提供される相当額の資産です。
不動産や株式を充当されます。
価格の大きな変動のない“不動産”が多いようです。
保証とはなにか?
借り手が返済できなくなった場合、代わりの人が返済する義務を負う約束です。
借り手企業(ソーシャルレンディング事業者)やその親会社が連帯保証人となることが多いです。
返済がなされない場合、担保を売却したり保証人に返済をしてもらうことで、投資家の損失への影響を限定的なものにすることができます。
そのため、ソーシャルレンディングの場合、“担保の有無”を確認する事で、より安全に投資を行えると考えます。
LTVで担保を評価
不動産担保の価値を見るうえでの指標は“LTV(Loan To Value)”となります。
LTV(%)=貸付金÷担保となる土地の評価額
で計算できます。
貸付金が1000万円、土地の評価額が2000万円であれば、50%となります。
LTVが低いほど、担保としてより安全である事になります。
大都市では“80%”、中規模都市では“70%”以下であれば、投資案件として安心できる程度と考えられています。
おわりに
お金持ちになる人は、昔も今も“融資”により利息を手にする“金貸し”をする人です。
住宅ローンや車のローンなど、「金利を支払う側」から「利息をもらう側」になる事を考えると、お金持ちに一歩ずつ近づけます。
既に投資経験のある先輩たちは“担保あり”の不動産案件への投資から始める事を勧めています。
はげみにしています
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