地球温暖化対策を話し合うため、12月2日から13日の日程で“COP25”がスペインの首都マドリードで開幕していますね。
初日、世界で2番目に温室効果ガスの排出量が多いアメリカのほかに、中国やインドそして日本など主要な排出国は参加しない事態となっています。
【もくじ】
中国の青空はいつも曇っていた!
数年前まで、仕事のため中国へ頻繁に出張していました。
北京空港は晴れのはずが空は白っぽく、空港から一歩でると咳がでていました。
空気が汚い事を身をもって実感したのを覚えています。
日本は、温室ガスを世界で5番目に多く出している国なんですね。
温室ガス排出量の多い中国だけで、3位のインド以降の国の排出量の合計より多いのがわかります。
温室ガスの発生源になっている順位5番までがCOP25に参加していない事実は、残念すぎます。
COP25の目的は?
COP25の開会式での国連のグテーレス事務総長のプレゼンです。
2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることが、世界全体の平均気温の上昇を1.5度に抑える唯一の道筋だ
今回のCOP( Conference of Parties:締約国会議)で何を話し合うんだろう。
前年のCOP24で合意できなかった課題に取り組みます。
具体的には、
温室ガス削減の目標を達成するためには自国の努力だけで足りない場合、温室ガス排出の削減実績を、ある国から別の国に移し替える仕組みを検討するようです。
でも、
日本は今後温室効果ガスを多く出す石炭火力発電の増設などを計画しています。
それなのに、
他国が努力し削減できた分を譲ってくださいは認められるわけがないと思いますけど。
小泉さん何しに行くの?
EUの動き
フォンデアライエン委員長は
温室効果ガスの削減に向けてEU域内で、次の10年間に日本円で総額120兆円にのぼる投資を行う
と発表しています。
EUはこの問題から逃げず、真っ向から取り組んでいます。
日本の動き
日本政府代表として、小泉環境相が11日に演説を予定してします。
出発前、小泉環境相は
・日本の石炭火力発電に対して、「国際社会から批判がある」と認識している
・日本が胸を張って世界に発信できる取り組みを的確に発信できるよう、全力を尽くす
と話していました。
最近の政府関係者への取材では
・石炭火力発電事業の輸出制限を表明しない
・2030年までの温室効果ガス排出削減目標(13年比で26%減)について政府内では目標を引き上げず据え置く
を決めているため、演説で言及しない事がわかっています。
そんな事を発表したら、
地球温暖化対策強化は、何一つ打ち出せませんでした
と言っているのと同じこと。
COP25参加国からの風当たりが強まるのは必須!!
なのに、なぜ参加するの?
日本政府の理屈が世界の常識ある閣僚にまかり通るとでも考えているの?
ただただ直接避難をうけるだけに行くんですね。
再生エネルギーの出力抑制が減ります
温室ガスの軽減に寄与できるのは再生可能エネルギー(再生エネ)です。
九州では春先には出力抑制が実施されるため、クリーンなエネルギーを捨てる事が頻繁に起きています。
経済産業省は、再生エネが余る時間帯に工場などの操業を集中すれば、基本料など電気代料金を一部免除する仕組みを2021年度から導入をめざすと発表しました。
再生エネの出力抑制は皆無になるべきです。
温室ガス排出問題。
小泉環境相が、彼らしく帰国後に抜本的な対策を打つことを期待したいですね。
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