60才を意識し始める年齢になると
自分の「貯金」や「退職金」そして「年金受給額」を初めて真剣に調べるものです。
「貯金」が思いのほか少なかったり
「退職金」が数年前の先輩たちより少なかったり
「年金」の受給予定額にガッカリする事もあると思います。
同世代の人たちは60才以降どのように生活するのか気にもなります。
60才以降の”収入源”や”平均貯蓄額”や”年金額”はどのようなものでしょう。
<もくじ>
「60才以降」収入源は資産運用?
私の主な収入源は”家賃収入”と”売電収入(太陽光発電)”です。
一般的に60才以降は「年金」が主な収入源となり
「資産運用(株式投資)」か「不動産収入」で補う人が多いのではないでしょうか。
50才の頃
会社員を卒業してからの収入源を様々考えてみました。
一喜一憂し夜も寝れない体験をした当時の私には
資産運用を柱にする気はありませんでした。
出典:『転職hub(ハブ)』「定年後の仕事とお金に関する調査」(2023年4月)
全体では「年金」への依存率は4割程度。
60~64才では再雇用等からの労働収入が高いようです。
役職は無くなっても、同じ会社で同じ仕事をする事を選んだ方たちでしょうか。
65才~69才になると仕事の収入から年金収入への依存度が急激に高くなっています。
70才では2人に1人が働いていると言われます。
賃金が低く抑えられるため、結果として年金収入の割合が高くなるんでしょう。
この調査で分かった事ですが
「資産運用」や「家賃収入」の割合はこの程度なんですね。
特に「資産運用」については
退職金をつぎ込む人がある程度はいると予想していました。
年金予定額は?
<国民年金>
平均月額:5万6368円
65才以上でほぼ同額です。
<厚生年金>
平均月額:14万3965円(国民年金部分を含む)
65才から75才ではほぼ同額です。
私が65才からもらう年金予定額はこのモデルとほぼ同額。
喜んでいいものか。
出典:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
「60代」貯金は多い?
平均貯蓄:1819万円
中央値:700万円
60代の人達は700万円くらいの貯金
”老後2000万円問題”は解決できていないようです。
驚くのは金融資産が3000万円以上ある人が2割以上いるのに対し
全体の約2割の人達は金融資産がゼロであること。
現役時代、資産運用や貯蓄にどれくらい精を出したかで
定年後の二極化が生じているようです。
(出所:「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年))