誰がカモかわからなければ、そのゲームでは自分がカモ
ウォーレン・バフェットの有名な言葉です。
ゲームや交渉に関わる全ての人たちの思惑や狙いがわからない時、損をしているのは自分だという事です。
お金持ちになるためには、「思考」とか物事の捉え方が重要だと言われますね。
なんとなくわかった気になるけど、実はよくわからない。
泉正人さんの「世界標準」のお金の教養講座で「思考」について、改めて理解を深める事ができました。
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ポイントは
“テーブルの向こう側”に誰がいるのか知る事!
自分に言い聞かすつもりで、お話ししたいと思います。
【きじ】
「ローン金利」は「預金金利」の100倍のなぜ?
お金持ちになる方法の第一段階は預金(貯金)ですね。
その金利は0.01%、だから
ある程度の金額になったら、株式投資の売買で増やす事が賢明な方法。
そして
最終的には配当収入や不動産収入を手に入れる事で、お金持ちのステージにたどりつく事ができます。
その預金ですが
お金のこちら側(預金者)とあちら側(銀行)の立場でとらえてみましょう。
預金者
100万円を預けた金利0.01%、利息はわずか100円。
利息が付くのはうれしいですが、少なすぎます。
さぞかし銀行も大変だろうと思いますよね。
銀行側
それでは、銀行側から見たらどうでしょう。
100万円預かって1年後には100円の利息を預金者に支払わなければなりません。
それでは儲けはなし。
そのため、銀行は多くの人や企業から預かったお金を事業資金として貸したり、住宅ローンとして家を買いたい人に貸したりして利益を得ます。
でも
ここでおかしな事がありませんか?
住宅ローンの金利が1%くらいだとすると、我々が銀行に貸したお金を銀行はその100倍の金利で家を持ちたい人に貸しています。
銀行の預金の金利が低すぎませんか?
お金を銀行に貸している預金者とすれば、預金の金利をもっと上げてもおかしくないと思います。
この感覚、重要なんです。
「無料券」をなぜ配るのか?
街を歩いていると、コーヒーの無料券をもらったりします。
雑誌やスマホでも、同じように無料のチケットを手に入れる事ができますね。
無料券を配っていてもそのお店は儲けませんし、それどころか損すると思います。
お店は無料券を発行するために、雑誌出版社やサイト運営者に手数料を支払う必要もあります。
しかも、無料券を持ったお客に対しては無料でコーヒーやデザートを提供しなければなりませんよね。
無料券の裏側、ビジネスが成立する理由を考えた事ありますか?
こちら側(お客)
無料券を持参し、お店に入りるとタダでコーヒーとかデザートを頂けるので、とてもラッキーですね。
あちら側(お店)
先ほど説明したように出版社等への支払いなど出費がかさみます。
でも
お店に足を運ぶとき、無料券以外の商品を購入したりしますよね。
そのデザートが気に入ったりすると、その後もリピーターになったり。
次回は友達を連れて来店してくれるかもしれません。
SNSで店の商品や評判を無料で拡散してくれるかもしれません。
インフルエンサーだったら、その効果は絶大!
その効果により売り上げが上げる仕組みになっています。
「リボ払い」の罠(わな)に気をつけろ!
カードの支払いには
一括払い、2回払い、ボーナス払い、そして”リボ払い”がありますね。
毎月定額の支払いが可能なため、数十万円の商品でも設定した金額以上を支払う必要のないリボ払いは魅力的です。
事例でお話ししますね。
それぞれの支払い方式で
支払い総額にどれくらいの違いがあるのか考えてみましょう。
5万円のバックを購入する事にします。
一括払い、2回払い、ボーナス払いの場合
いずれのカード支払いでも、5万円のバックに手数料は発生しません。
ゼロ円です。
ボーナス2回払い
ボーナス1回では手数料は必要ないですが、2回だとしっかり手数料が発生します。
金利手数料は3%で支払い額は1500円。
支払い総額は5万1500円です。
リボ払い
月4000円のリボ払いとした場合
金利手数料は月1.21%(年14.52%)で605円の支払いです。
リボ払いを4000円と設定すると、1回の手数料は少なく見え、得した気になってしまいます。
支払い総額は5万4536円です。
5万円の商品に対し、さらに約5000円を支払う事になります。
そんなものかと思われるかもしれません。
30万円のバックではどうでしょう。
月のリボ払い6000円、金利は同じ14.52%だとすると、
6年半かけて支払いを終了する事になり、驚くのはその総額です。
総額46万3319円、16万円以上も余計に支払う事になります。
30万の商品を46万円で買った事になりますね!!
このリボ払い
さきほどの様にテーブルのこちら側と向こう側で考えてみましょう。
カード購入者側
毎月決まった額の支払いで、給料や貯金では簡単には買えない高級ブランドが手に入るメリットがあります。
カード会社側
カード会社側から見ましょう。
カード会社は「少額で安全な支払い」を売り文句にリボ払いをすすめますが、もうお気づきだと思います。
30万円貸すと、黙っていても16万円の収入が入ります。
カード購入者のメリットではなく、金利手数料が一番高く、会社が儲けるため“リボ払い”を私たちにすすめているだけなんです。
「証券会社」は手数料が目当て!!
「投資信託」にかかる手数等をご存じですか?
購入時手数料、信託財産留保額、運用管理費用の3つです。
購入時の「購入手数料」と精算時の「信託財産留保額」はそれぞれ1回ですが、
「運用管理費用」は「投資信託」を持っている期間は、毎日取られる手数料です。
毎日ですよ!
投資信託が下がっても、毎日規定の手数料は差し引かれます。
投資家が投資信託を購入してほっといてくれるだけで、毎日手数料が流れ込みビジネスモデルになっています。
私の失敗談を一つ。
ITバブルの頃、「投資信託」を購入したとたんにが下落したため10年以上寝かしていました。
アベノミクスによりその「投資信託」の基準価格は購入時以上に回復しました。
でも、「運用管理費用」をしっかり取れていたため、全く儲けはありませんでした。
なぜ、証券会社の営業マンが「投資信託」を勧めるのか、もうわかりますよね。
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さいごに
「テーブルの向こう側」にいる人たちの思惑を考える事
「物事の両面を見る事」これが重要だと改めて思います。
『リボ払い』『投資信託』をやっている人は
定期的に、”銀行”や”証券会社”にお金をあげている事になります。
お金を貯めても、穴の開いた財布からお金が落ちるのと同じ事ですよ。
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